こんにちは!ぽNた(LDNYoko_N)です。
前回の記事に続いて、今回も車の利用に関する費用のお話です。前回は車の【維持費】に着目して、車を「買った方がお得?」それとも「借りた方がお得?」という疑問を解消していきたいと思います!
車の維持にかかる項目は意外に多く、利用法によっては維持費ばかり支払っているのに、実際の車の稼働率は少ない!なんて方の疑問にお答えするために車の維持費をレンタカー費用と比較し、どっちが「お得」かを試算してみました。
今回の記事では、ぽNたが最近気になっている車の「サブスク」と見比べていきたいと思います!
車の維持費はいくらかかるのか?(前回のおさらい)
サブスクサービスを見ていく前に、まずは基本的な車の維持費を見てみよう!
車の維持費
- 税金(所有することによって支払う必要のある税金:自動車税、重量税)
- 保険(運転するために必須の保険:自賠責保険、他任意保険)
- 車検費用(年1回の法定点検費用と、2年毎の車検整備費用(新車は3年目に実施))
- 駐車場(自宅以外に置く場合かかる費用、相場は地方都市で月約10,000円)
- ガソリン(ガソリンもしくは軽油をメインとしたランニングコスト)
- 高速料金(利用時間帯と使用頻度によってかかるコスト)
- 洗車(メンテナンス費用:頻度は人による?ここでは2か月に1度程度とする)
- オイル(メンテナンス費用:交換の相場は半年に一度)
- タイヤ(メンテナンス費用:5年に一度交換とする)
- ローン費用(購入時に設定した場合)
・自動車税は車の排気量に応じて費用が増加
・重量税は車両重量に応じて費用が増加(0.5トン毎)新車は3年目、以降は2年毎に支払い。
・保険費用は運転者の年齢や運転歴・事故歴によって、また保証範囲(車両保険の有無)変動
・その他、燃料費、高速料金、メンテナンス費用(主に洗車費、オイル交換費、タイヤ交換費)、ローン費用(車をローン購入した場合)。
金額例一覧(※ぽNた作 保険、整備費は大まかな値段ですのでご留意ください。前回記事参照。)
車のサブスクサービスとは
前回の記事では車を購入した場合の維持費と、レンタカー費用を比較し、どっちがお得かを確認してみました。結果、車によく乗る方々はレンタカー利用費用よりも維持費が安くなるケースが珍しくありませんでした。今回は最近流行りの車のサブスクサービスと見比べてみましょう。
そもそも、車のサブスクサービスとは何か。
サブスク=サブスクリプションは、その和訳すると「定額購入」となります。
身近なところで言うと、「Amazon Prime」や「NetFlix」、「Spotify」など、月額制のエンタメサービスなどがこれにあたります。また、最近だと「食材のサブスク」や「家具のサブスク」等、そのサービスは多種多様となっています。
サブスクリプションサービスは、定期利用額を支払いさえすれば、期間中使い放題や煩雑な手続き等が不要となる(例:映画ストリーミングの支払いを都度実施することなく、見放題となる。)の特徴があり、この特徴は、「車のサブスク」においても同様です。
では、車のサブスクの支払には一体何が含まれているのでしょうか?
車のサブスク費用の内訳(項目そのものの説明は前回記事参照。)
車のサブスク メリット/デメリットは?
車のサブスクメリットとはズバリ、車利用にかかる諸費用の一元化です。具体的には、燃料代と駐車場代等を除いた車両代金・各種税金・保険費用の一元化がポイントです。通常の車の購入には、車の購入手続きの他、各種費用の支払い毎に契約や書類手続きが必要となり、忙しくて時間をとれない方には、これらの手続きや支払いの一元化はうってつけのサービスかもしれません。
また、車の購入費用や頭金が貯まっていない方でも新車に乗れる点、一定の期間の範囲内ですが、短期間での利用が可能である点も大きなメリットです。更に、サブスクで利用可能な車は新車や比較的新しい中古車が多く、最新の性能を持った車を利用することができます。頭金なしで新車に乗れるなんて、とても魅力的ですね!☆
一方、車のサブスクのデメリットもあるのでしょうか?
車のサブスクの大きなデメリットは、車の購入とは対照的に車の所有権が無い点でしょう。つまり定額利用が終了した後は車を返却する必要があります。返却を前提とする以上、自ずとカスタマイズ等は制限されます(契約によっては原状回復義務あり)。
加えて、車の契約期間が固定的(1年、3年、5年、7年等のバリエーションあり。)で、期間途中解約ができない点がデメリットとして挙げられるでしょう。(購入した場合はいつでも処分が可能)万が一車が不要になっても、違約金等が発生るのは不便ですよね。例外として、海外転勤や免許返納による途中解約は認めてくれるサービスもあるみたいですよ。
また、契約の多くは、走行距離制限を設けていることが多く(例:1,500km/月etc.)、基準走行距離を超えた場合、当初想定以上の追加支払が必要となります。この点は、好きなだけ映画を見たり、好きなだけ音楽を聴ける「エンタメのサブスク」とは大きく異なる点ですね。
そして、最大のデメリットは、サブスク利用の支払額のうち、金利(リース代金のようなもの)が含まれており、車を(現金で)購入した場合に比べて結果的に高額なお金を払っていることになる点でしょう。
大まかな費用比較
車のサブスクの費用項目やメリット・デメリットを見たところで、実際の利用金額を見てみましょう。
今回は、TOYOTAさんが展開する車のサブスクサービス「KINTO」のWebsite にてシミュレーションを行った結果を表示したいと思います。
ちなみにこちらのサイト、気になる車種とあなたの年齢と利用期間を選択するだけで、簡単に費用概算ができる優れものです。今回は前回記事で費用試算を行った車種の「サブスク費用」(26歳以上。利用期間3年で)を概算してみました。結果は以下の通りです。
車の購入費を除いた維持費試算は以下の通り(再掲)です。(こちらはぽNたの試算です)
KINTOは車両代を含み、ぽNたの維持費試算は車両代を含んでいないのでそのまま比べることができませんが、あなたが車購入する際の支払頭金と、ローン設定の結果月々支払う額を上記表に合算すると、大まかな比較が可能となります。ここでは、KINTOさんのサイト上のメリット説明ページにある試算例を引用してみましょう。
(あれ、ぽNたの維持費試算表の諸経費(約43,000円とトヨタさんの維持費試算約45,500円割と近くない??)
まとめ
車のサブスクに向いている方
購入するより多少支払金額が多くなったとしても、契約・支払・メンテナンス・返却等の煩雑な手間を省きたい方、もしくは3年くらいをメドに新車に乗り換えたい方にはいまとてもオススメです。
- そもそも車の利用頻度が多い(1か月に4回以上、計800kmを超える)方は、車の購入の他、車のサブスクサービスがおすすめ。(前回の記事より)
- 保険、税金の手続きが煩雑だと思う方にはこうした手続きをサブスク契約で一括処理可能なのでおすすめ。
- 車の購入費や頭金が無い方(特に若い方?)、新しい車に乗りたい方
- 家族の形態に合わせて乗る車を柔軟に変えたい方(転居、結婚、転勤、子供の誕生)等のライフイベントにピッタリのサービス
車のサブスクに向いていない方
支払総額が気になる方には、おすすめできません。サブスクも「リース契約」の一部であり、利用には金利がかかります。支払いが諸経費を含んだ一元方式であることは、一元で支払っている税金・車検等の支払いにも金利がかかることになります。よって、車の購入に比べて多く支払うことが気になる方にはおすすめできません。更に、車を手に入れたからには。カスタマイズしてみたい方や、走行距離や車の傷などをいちいち気にしながら乗りたくない方にも、オススメできません。(車の購入費用で迷っている方はぜひ、前回記事の試算値をご参考に!)
前回の記事の繰り返しになりますが、任意保険費用は、車種・年間走行距離や、運転者の年齢、運転・事故歴等を踏まえた保険等級に基づき決定されるため、個人ごとに異なります。また、車検によって不具合が見つかれば修理費用が追加で発生すること等もあり、試算値の前提が大きく左右されることになります。よって、購入のご判断をされる際は自らきちんと計算を行われることをお勧めいたします。
今回も最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。次回の記事も楽しみにしていてくださいね!以上、ぽNたでした!
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