こんにちは、ぽNた(@LDNYoko_N)です!
ロンドン駐在中に出会った三人組が、資産形成に奮闘する当ブログでは様々な「若手×海外×資産形成」のコンセプトの下、資産形成やキャリア形成、その他海外生活でのあれこれをお届けしています。
これまでの記事では、「生活費」や「子育て費用」、「子育て補助金」について調べてみました。
ライフイベントにかかるコスト一覧はこちら!
今回の記事では、共働き世帯「DINKs」/「DEWKs」の収入・支出・貯蓄の実態に迫ってみようと思います!
DINKs/DEWKsとは
DINKs(ディンクス)とは、「Double Income(共働き)No Kids(子どもを持たない)」の略で「子どもを作らない、持たない」と決めた夫婦またはその生活観のことであり、別名「選択的子なし」等とも呼ばれます。※Dual Income No Kidsともいうそうです。
意識的に子供を持たないという価値観を指すことから、結婚して間もないため子供がいない夫婦や、子供が欲しいが子供がいない夫婦などはDINKsの概念には含まれません。
対比するものとして、DEWKs(Double Employed With Kids) – 子供を持つ共働き夫婦 なんて言葉もあるみたいですよ。
DINKs/DEWKsの家計収入
総務省統計(家計調査2021)で共働き(子なし/子あり)世帯の家計を調査してみましょう。

注意:総務省家計調査の結果はDINKsだけに絞ったものではなく、単に共働き2人もしくは3人世帯に絞ったデータですので、参考値としてご覧ください。
〇1か月あたりの家計収入はこちら!
夫婦共働きの世帯のにおける、世帯人員「2人」もしくは「3人(未婚の子供1人」を表しています。

著者にて「世帯主60歳未満」データを編集
・勤め先収入が「世帯収入」に相当するものです。子どもあり世帯(夫婦+子ども1人)と子どもなし世帯(夫婦のみ)に大きな収入差は見られません。
・月間収入は約70万円とかなり高い収入を得ていることがわかります。
〇上記表から「年間収入」を計算してみました。

・年間換算した収入は、2人世帯・3人世帯ともに「ボーナス込みでおよそ950万円」
可処分所得
〇なお、各世帯の収入から税金等を引いた可処分所得(月間および年間)はこちら!

著者にて「世帯主60歳未満」データを編集
DINKs/DEWKsの家計支出
〇1か月あたりの家計支出はこちら!

著者にて「世帯主60歳未満」データを編集
・子どもあり世帯(夫婦+子ども1人)と子どもなし世帯(夫婦2人のみ)に大きな支出差は見られません。
・強いて言うなら、子どもあり世帯の「土地家屋借金返済金額」が月間約15,000円ほど、子どもなし世帯よりも多く、子どもを迎える家庭の持ち家率の高さをうかがわせます。)
・月間支出は約32万円程度です。食費・住居費等の詳細な支出内訳はこちらの記事をご覧ください。
〇上記表から「年間支出」を計算してみました。

・やはり年間支出においても大きな差が生まれるのは土地家屋借金返済額(約20万円/年)となりました。
持ち家率
〇参考までに各世帯の持ち家率を参照してみましょう!

・子どもあり世帯(夫婦+子ども1人)で76%、子どもなし世帯(夫婦2人のみ)で66%とやはり子どもの有無で持ち家率に違いが生じているといえるでしょう。
・約2~3割の世帯が賃貸で生活をしているようです。

意外に持ち家率が高い?!

持ち家派・賃貸派論争は尽きないけど、このデータでは持ち家派が多数派だね!

「持ち家のうち住宅ローンを払っている世帯の割合」には大きく差があるね!
2人世帯では子育て費用が掛からない分、ローン返済が早いのかも!
DINKs/DEWKsの家計の貯蓄額・貯蓄率
〇1か月あたりの家計「収入・支出」がわかったところで、それらの差額となる黒字部分、貯蓄についても調べてみました!↓↓↓

著者にて「世帯主60歳未満」データを編集
・2人世帯で年間約290万円、夫婦+子ども1人の3人世帯で年間約250万円と貯蓄額が明らかになりました。
・上記可処分所得額から算出した貯蓄率は、2人世帯で約41%、3人世帯で約36%となりました!

夫婦共働きの成果もあってか、とても高い貯蓄額だね!

正直びっくりしているよ!

平均でこれだけの貯蓄額・貯蓄率だから、「2馬力」のパワー、恐るべしだね。。。!
まとめ
- DINKsだけに絞ったデータは見当たらず(ご存知の方いれば教えてください!)
- 総務省家計調査2021年の結果、夫婦共働き世帯の収入・支出・貯蓄が明らかに!
- 夫婦共働き世帯貯蓄率は36%!夫婦のみの場合は41%!
いかがでしたでしょうか!
DINKs実態が気になり、いろいろと記事やデータを追い求めましたが、DINKsという価値観にかかるデータが存在するわけもなく、総務省の共働き世帯のデータを頼ることになりました。
平均的なデータにも関わらず、収入や貯蓄額が多くてとてもびっくりしました!最近は共働きかつ、二人の年収が1,400万円を超えていると「パワーカップル」だなんて呼ばれているそうです。。。!
DINKsであろうとなかろうと、データからは、豊かな生活をおくるに十分な収入のある共働き家庭が多いように見えますが、その分支出額も大きくなりがちであり、工夫次第でとんでもない貯蓄が可能なんじゃないかと思います!
共働き家庭とくくっていますが、様々な家庭事情や価値観があると思うので、上記数値はあくまで一例として参考いただければと思います。
皆さんのコメントや意見も聞きたいので、ツイッター等で感想を教えてください!
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