FIRE達成への近道?!(具体的な計算方法)

資産形成

こんにちは!ぽNた(LDNYoko_N)です。

僕たち洋行三人ものがたりは、それぞれの目標を設定し資産形成に取り組んでいます!
(2021年の資産形成目標と2021年6月末時点の資産状況についてはこちらをご覧ください。)

今回の記事では、僕たち洋行三人ものがたりの3人がそれぞれ一か月毎に更新している家計簿を元に、FIREに必要な金額を割り出したいと思います。そして、現時点でのFIREまでの距離(かかる年数)を把握するとともに、FIREを早める工夫についてみていきたいと思います。

この記事は以下の人におすすめです。

  • FIREに興味がある方
  • 具体的なFIREまでの計算方法が知りたい方
  • FIREへの近道を知りたい方

FIREに必要な金額の計算方法について

上記リンクのとおりに、3人の貯蓄目標は三者三様であり具体的にFIREを目指していないメンバーもいますが、今回はあくまで簡易的な試算という位置づけで3人が更新している家計簿を元にFIREに必要な金額を計算してみました。

そもそもFIREとは何ぞや?という方々はぜひ上記リンク先の記事にて説明していますのでご覧ください。

(簡単なおさらいのために一部抜粋)

”FIREとは、「Financial Independence, Retire Early」の頭文字を取った略語であり、経済的独立早期退職を目標とするムーブメントのこと”

そして、FIRE達成のために一般的に言われているのが「4%ルール」。

”4%ルールとは年間支出の25倍の資産があれば、年利4%の収益で生活費をまかなえるという発想

今回の試算では、3人が更新している家計簿のうち1月~6月分(6か月間)をサンプルとして抽出し、まずは1か月あたりの平均支出費用を算出。これにより導かれる1年分の費用を「年間支出」とし、「年間支出」の25倍の金額を「FIREに必要な金額」とします。※

更に、家計簿からは合わせて年間収入も割り出すことができますので、「1年間の収入ー支出」金額を年間あたりの貯蓄額(スピード)とみなします。※

(※)その性質からは平均的とは言えない月の収入や支出もまとめて概算してます。皆さんが計算される際にはそれぞれの項目について精緻に計算されることをお勧めします。


それでは、3人のFIREに必要な金額を求めてみましょう!!

それぞれのFIRE達成金額が明らかとなりました。単純計算なので実際にシミュレーションは各ライフステージごとの支出や収入を細かく設定した上で実施することが適当かもしれません。ここではざっくりとしたFIREにおけるゴール地点をはかっています。

FIREまでの時間の測り方

それぞれの現時点におけるFIREに必要な金額の算出に続いて、次にこれらの金額から今後FIREにかかる時間を計算する必要してみたいと思います。これらの計算におけるスタート地点は現在保有している資産額(2021年6月末時点の資産公開記事はこちらとし、必要な金額との差をFIREまでの距離と置きます。

次に、FIREに至るまでの時間は、この距離をどれぐらいの速さで走るかによって変わりますが、このスピードは「1年間の貯蓄額」によってあらわすことが可能です。今回の計算では、資産運用を計算に入れず、単純に上記表に基づき計算された「1年間の収入ー支出」と置き計算してみたいと思います。

でました!これが2021年1月~6月の家計簿ベースの洋行三人ものがたりのFIREまでの距離です。
なんと、LとDはものの10数年で可能です!一方、ぽNたは25年と道のりは厳しい模様!
(幸いにも定年退職よりも早期に経済的独立(Financially Independent)できそうです。。。)

上述のとおり、FIREにとって重要なのは収入や支出の絶対額ではなく、その差額の大きさ(貯蓄スピード=FIREに向かう速さ)です。更に、FIREに必要な金額は支出が少なければその分圧倒的に早くなるのです。

試しに支出と収入の最大値と最小値を除いた平均値で計算してみましょう。

ご覧の通り、収入と支出の差が変動することで、FIREまでの時間が変わりました。ここで言えることは、ボーナスや大きな支出の有無によって年間支出・収入に相当な影響があることがわかりますね。(ぽNたは、ボーナス月に大きな支出があったため計算結果ほぼ影響なし!笑)

ここまでの内容をまとめると、FIREの達成にはできるだけ支出を減らしつつ、他方で収入を上げることによって達成時期を前倒しすることができるということです。そして特に、 ボーナスなどの大きな収入を極力使わずに、かつ大きな支出を避けることで達成時期に大きな影響を与える(更にFIRE時期を前倒しする)ことが可能といえるでしょう。

なお、収入の増やし方については、昇進・昇給の他にも、海外駐在副業転職など様々な方法があります。こちらについては、おいおい記事を書いていきたいと思います。

また、支出はライフステージごとに大きく前提が変わる(家族が増える、住む場所が変わるなど)ことがあるので、その都度FIREへの時間と距離を測ってみることが良いかもしれませんね。

FIRE時期を早める裏技!?

さて、ここまではFIREまでの距離と時間、更にはスピードを洋行三人ものがたりの家計簿から導いてみました。皆さんも一度は自分の場合だとどれぐらいかかるだろうかという観点で計算されたこともあるのではないでしょうか。

そして、中には僕ぽNたのように

FIREまでめちゃくちゃ時間かかるじゃん!!そんなに長く働かずにもっと早くFIREを達成する方法はないの!?こんなに長い期間支出を減らして収入を貯蓄し続けるなんて継続できない!!」と思われた方もいるのではないでしょうか?

そんなあなたに朗報です。FIREを早める方法は、上述の「収入増加と支出削減」以外にもあります。

ズバリ、収入と物価の差を利用することでFIREは断然早く達成することが可能となります。

これは、どういうことでしょうか?

端的に言えば、「FIREのために必要な金額の引き下げ」です。繰り返しになりますが、FIREに必要な金額を割り出そうと思えば、生活に必要な金額を算出し、それに基づき4%ルールによる25倍の資産運用元手を作ることになりますが、物価差を利用(生活コストの低い国に移住)することでそもそもの年間必要金額を圧縮し、4%ルールで必要となる総額を引き下げることが可能となります。

これまで見てきた計算では、FIREというゴールに至るまでの距離と時間とスピードの関係性を明らかにしてきましたが、こちらはゴールそのものを自分に近づけてしまうという裏技になります。

各国別FIREに必要な金額の算定方法

早速、その算出の方法を明らかにしていきましょう。まずは、各国で必要となる生活コストの算出です。こちらについては、Expatistan (https://www.expatistan.com/cost-of-living:© 2009-2021 Expatistan.com) というサイトから見ていくことといたします。

こちらのサイトでは、231か国、2,475都市における約383,500人の協力者から寄せられた約3,346,000もの物価データに基づき、項目ごとの生活コスト差を比較できるサイトになります。2021年7月31日時点での東京とロンドンの物価差を見てみましょう。

Expatistan (https://www.expatistan.com/cost-of-living:© 2009-2021 Expatistan.com

サイトでは、都市名もしくは国名を今いる場所と移住したいの両方入力することで、今いる場所を100とした指数によって比較することが可能です。

大きな項目で分けるとFood(食料)、Housing(住居)、Clothes(被服)、Transportation(交通)、 Personal Care(医療、衛生、薬剤等) Entertainment(娯楽)の6項目とそれらを総合評価した生活コスト差(TOTAL)がわかります。

例えば、東京とロンドンの生活コスト差は+39%となり、これらから移住した先でのFIREに必要な費用を算出できます。

なお、各項目においては、更に細かな物価差を比較することが可能です。海外移住を目的にしたサイトならではの詳細さで、見ていてとても楽しいサイトです。

Expatistan (https://www.expatistan.com/cost-of-living:© 2009-2021 Expatistan.com

あくまで、Expatistanサイトを利用する方々から集めたデータをもとに作成されたものですが、ランチ価格やその他の食料品の値段の差について、実際に両都市に住んだことのある洋行三人ものがたりの3人の視点から見て、かなり精度の高いデータだと思います。

当然住んでいる場所(都市)によって生活コストが異なりますので、今回の比較では個別の都市同士を比較するのではなく、国別での生活コスト差(Total)を日本と比較することとしたいと思います。

まずは、国別ランキングを見ていきましょう。

Expatistan (https://www.expatistan.com/cost-of-living:© 2009-2021 Expatistan.com

こちらは、Expatistanのサイト上にある国別の生活費用指数ランキングです。(全ての国を含んでいるものではない。)中央値のチェコ共和国を100とした際の各国別指数に基づき、指数の高い国を上位と置いている表です。日本はこのランキングにおいて18位です。日本から比較的近いと思われる主なアジアの国々(中央アジアの国々を除く)に矢印をのせています。

今回の比較では、少なくとも日本より生活コストの低い国と比較して、いかにFIREを早めることが可能かという観点で見ていきたいので基本的にはこのランキング上に乗った際に日本よりも指数の低い国々と比較することなります。

具体的な比較はデータ上に国別データのあるアジアの近傍5か国(韓国、中国、台湾、フィリピン、ベトナム)と比較してみたいと思います。これらの国々は移住先としても人気ですね。

Expatistan (https://www.expatistan.com/cost-of-living:© 2009-2021 Expatistan.com

画像が小さいので指数を以下リストにまとめます。

  • 韓国:日本-4%
  • 台湾:日本-30%
  • 中国:日本-37%
  • フィリピン:日本-49%
  • ベトナム:日本-55%
  • (参考)シンガポール:日本+17%

各国の生活費用の差が見えてきました。これらに基づいて、FIREに必要な金額を計算したいと思います。計算の方法は、上記算出結果(現在の英国と日本での生活費:家計簿6か月平均ベースを基準)から1月当たりの生活費用を各国の生活費コスト水準に割り引き、1年間に必要となる金額を計算してみます。

あくまで洋行三人ものがたりの3人の生活費から算出した値(3人の生活費をそのまま各国ベースに置き換えたらこうなるだろうというもの)なので、各国の標準生活費ではない点にご留意!

いかがでしょうか!FIRE可能額がグッと引き下がりました。注意!:ここでは為替差(実際にFIREする際やFIRE後の生活に大きな影響を与える。円貨資産でどれぐらい他国で生活できるかの指標)と物価上昇率(各国とも物価上昇を続けているため、現在の物価差で将来も生活できるものではありません。実際には年間の生活費用は数%ずつ上昇していきます。)を考慮していません。よって、実際のFIRE可能額は上記表よりももっと上であり、さらに、FIREする際の為替が円高もしくは円安方向に振れているかによって「各国での生活に必要な円貨資産」は大きく変動します。

各国別の皆さんがFIREに必要な額を計算する際には、その国の物価上昇率を考慮しないといざFIREした後、生活を続けるうちに資金が足りなくなる等の恐れもあるため、注意が必要です。資金運用元の為替と合わせてしっかりと計算しましょう。ちなみに各国の物価上昇指数は国にとって重要な指標ですので必ず統計局もしくはそれに相当する機関が数値を発表しています。

移住でFIREを前倒し!各国別比較の結果発表!!

さて、各国別の必要金額を計算したら、ゴールの位置(「FIRE可能額」)が固まることになるので、現在のスタート地点(「現在の資産額」)とゴールとの距離(「FIRE可能額」-「現在の資産額」との差)をはかり、その距離を僕たちの貯蓄スピード(現在、英国もしくは日本での1年の収入ー費用の差:「1年間の貯蓄額」)で計算すれば、あと何年でたどり着くことができるのか(「FIREまでの時間」)を計算するのみです!早速行ってみましょう!

でました!!!最速でLは2.5年、Dは4.2年、僕、ぽNたは9.5年でFIRE可能です!!
二人ともベトナムで待っててくれよな(結局まだ9.5年も働くのかよ(ぼやき))!

Lの結果を代表に見てみると、基準の4倍のスピード(10.6年⇒2.5年)でFIREが達成可能となりました!これをFIREの裏技と呼ばずしてなんと呼ぼうか!目からうろこです!

家族や友人の住む場所から離れるのが嫌だという方も、問題ありません、移住費の他に年に数回日本に帰国するための費用を含んでFIREの計算をすれば、定期的に日本に帰る前提でのFIRE時期の試算ができます!

まとめ

  • FIREに興味がある方はまずはゴール金額を生活費から求めてみよう
  • 具体的なFIREまでの計算方法は、4%ルールに基づき生活費用の25倍から算出可能。現在の資産額をスタートラインにするとFIREまでの差額を1年間の貯蓄額(スピード)で割ることでFIREまでの時間も算出可能!!
  • FIREへの近道は、収入増加と支出削減による貯蓄額の増加(スピードアップ)の他、海外移住でゴールとなるFIRE金額そのものを引き下げること!!

いかがでしたでしょうか!?

今回はFIREの位置がどこにあるのかを確認し、スタートラインとの距離と、自分のスピードを確認することによりFIREまでの時間を明らかにしてみました!

今回のぽNた自身の気づきは、自分のスタートラインやスピードを知ることで、FIREまでに必要な戦略を考えることができるという点です。追いかけるゴールが高すぎる場合は生活費を落としてゴールを下げる工夫や、スピードが遅いと気づいたらスピードを上げるための工夫として収入増加や支出削減などの具体的な対策を打つことができます!

今回の記事がFIREに興味のある方々にとって少しでも参考になれば幸いです。

次回以降は、スピード増加戦略の一手として「転職活動」や、「日本よりも収入の多い国で稼ぎ日本でFIREする」ための検討を記事にしていきたいと思います。

今回はかなり長編の記事となりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました!以上、ぽNたがお届けいたしました!またね~!!

初めて「ロンドン洋行三人ものがたり」を読んでくださった方へ


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