こんにちは、Lリーマン(@LDNYoko_L)です!
早速ですが、「海外の物価事情を大調査!」ということで、
僕たちの滞在するイギリスにおけるモノ/サービスの値段を連載記事で投稿します!
最近、日本の物価や給料が安いというニュースが目に入るようになり、Yahooニュース等で話題になっている印象を受けます。
その一方で、最低賃金も物価もどんどん上がっていくロンドンでは、数カ月毎に食料品や日用品が値上がりすることも珍しくありません。
こちらの記事では、ロンドンの最低賃金が2022年4月から時給8.91ポンド(約1394円)から9.5ポンド(約1487円)に引き上げるとの発表がありました。
上昇率はなんとは6.6%となるようです!!
首都ロンドンだからこその最低時給かもしれませんが、日本の全国平均(2021年11月現在)の最低賃金930円と比較すると約1.6倍と高水準になっています。
以前Twitterに投稿したこともありますが、私自身もロンドンの物価上昇には驚かされることが度々あり、本シリーズ記事では普段僕たちが購入する物やサービスの具体的な値段を紹介していきます!
初回は食料品編ということで、主にスーパーでの食料品の価格に注目します!
スーパーマーケットの価格比較
スーパーの価格比較にあたり、独断と偏見で同じ価格帯に位置すると思われる店舗を選出しました。
イギリス国内最大手のスーパーマーケットであるTESCOをイギリスのサンプルにしました。
更に低価格帯のASDAやMorisonsといったスーパーもありますが、今回は馴染みのある店舗を採用しました。
一方、日本の店舗は「みなさまのお墨付き」のPBで有名な低価格帯の商品が多い西友を選択しました。
どちらも実際の店舗で価格調査をするのは難しいため、ネットスーパーでの値段を調査の上、品物内容やグラム数の量は出来る限り寄せたものを選んでいます。
イギリス/日本の食料品価格の徹底比較27選
野菜・肉・魚・飲み物・酒・お菓子のジャンルから、
私が普段よく購入する食料品を中心に27種類の食材を比較対象を選んでいます。
それでは、各ネットスーパーで調査した税込価格の比較を下表にてご覧下さい。
1ポンドは150円のレートで計算をしています。
いかがでしょうか?
調査を進める中で私自身も驚いたのですが、ご覧頂いた通り食料品に関しては日本よりも安いものが多く見られました。
価格が低く抑えられている理由の一つとして、食料品に適用される付加価値税(日本の消費税に相当)が低いことが挙げられるのではないかと考えています。
次の項目では、付加価値税について説明していきます。
イギリスの食料品と付加価値税の関係
日本の消費税に相当するイギリスの付加価値税(VAT:Value added tax)は1973年に導入され、
当時の税率は10%でしたが、現在は標準税率20%まで引き上げられました。
20%の付加価値税って冷静に考えると高すぎるよね!笑
買い物してレシートの明細を見るたびに実感させられるよね。
でも、食料品にはあまり課税されていない印象だよ!
多くの食料品は「ゼロ税率」が適用されているよ!
内容を詳しく見てみましょう!
イギリスの付加価値税の特徴は「ゼロ税率」を採用している点です。
「ゼロ税率」とは、消費者が商品を購入する際に非課税となることに加えて、販売者も仕入れに係る消費税の負担は生じない税制を指します。
イギリスでは食料品、書籍・新聞・雑誌、子ども用衣料など、日常生活に必要と考えられる品目に幅広く適用されます。
おまけの情報ですが、「非課税」は、消費者は非課税、販売者には消費税を課税となります。
2021年11月時点での税率区分は、非課税/ゼロ税率、軽減税率が5%、標準税率が20%となります。
ほとんどの食料品に付加価値税が課されない一方で、酒やジュースなどの飲料類やお菓子類は課税の対象となっています。
日本と同様に、軽減税率の対象になる食料品の範囲の線引きが大変難しいケースがあるようで、課税対象をめぐって政治決定を悩ませるようなケースもあるようです。
詳しい税制の説明については、下記リンク「留学スクエア」さんのページが非常に参考になります。
先程も申し上げましたが、食料品はほぼ全ての商品がゼロ税率の対象であるため、日本の価格と比較しても食料品が安く買えるのではないかと推測しています。
他にも安く食料品を仕入れる輸入先があったり、自国で生産可能な製品が多い等の理由があるかもしれませんので、今後も食料品の価格にはアンテナを張って調査を続けて参ります!
次回は、食料品編に引き続き「外食編」をお送りします!
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました!
初めて「ロンドン洋行三人ものがたり」を読んでくださった方へ
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